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令和3年度活動報告(令和3年4月~令和4年3月)

掲載日:2022 年 7月 24 日

平成11年4月「動物の命を守る会鹿児島」として発足し、途中会の名前を変更し、又NPO法人として会の運営形態も変更、23年目の年度を終了致しました。ここまで継続してこれました事、感無量の思いがあります。これまで多くの犬猫と関り、多くの方々と接して来ました。途中何度か存続の危機もありましたが、今日まで継続してこれましたのは、多くの協力をいただいた皆さん(獣医さんや行政・鹿児島中央ロータリークラブの方も含め)と、共に喜びも苦しみも共有して頑張ってくれたスタッフのお陰です。改めて「有難う」と言わせていただきます。

さて今年度(令和3年4月~令和4年3月)の活動についてご報告させていただきます。今年度もこれまでと変わりなく、3つの活動を行いました。

1・譲渡会は 基本月に3回で38回開催し 151匹に新しい里親さんが決まりました。累計は 5106匹です。譲渡会会場を変更した事や屋内でもあり、来場者が減り、決定した数も多くはありませんが、少しは周知され昨年よりも増加しました。又快適な室内での開催で猫達には以前のような暑い夏や寒い冬の過酷な経験もさせる事無く、又台風等気象条件にも左右されず、必ず開催できる事のメリットもありました。室内開催である事で安心して猫達を来場者に見ていただきました。昨年度同様コロナ禍で開催をためらわれる状況もありましたが、1匹でも命が繋げたらとの思いで広報を控え安全対策を講じて休むことなく開催しました。

2・野良猫の避妊手術の啓蒙と実施も新しい展開をし成果をあげています。基本的に2ヶ月に1度獣医さんに喜界島に渡って貰い、これまで獣医のいない島で手術したくてもできなかった方々の要請に応える事ができました。喜界島では犬にも助成金を出し手術しました。5回島へ渡り、犬5匹・猫213匹手術を終えました。(累計745匹)屋久島は今年度受入側のボランティアさん達の問題で、残念ながら現在休止している現状です。活動する中でボランティア同士の諍いがネックになっています。それでも累計1011匹手術ができました。更に今期種子島では3回コロナ禍で入島の自粛を要請されましたが9回で1107匹手術しました。1年半で1982頭になります。コロナの影響で島外からの入島に神経質な動きも見られましたが、万全の態勢で可能な限り毎月実施しています。他に観光地猫が278匹、そして会と提携して下さっている獣医さんのご協力で多頭崩壊のケースを含めた手術が1,892匹となり、年間で3,277匹の犬猫に手術できました。会発足時からの累計で17,368匹です。提携病院も3カ所増えました。20年間で1万頭の手術でしたが、その後2年半で約7,300匹手術しました。

3・動物愛護思想の啓蒙活動 今年度もコロナで愛護フェスティバルが中止になりましたが例年通りチャリティカレンダーを作成販売、写真展を開催するなど様々な活動をしてきた今年度でした。

最後に今日まで温かく会の活動を見守って下さった多くの皆様に心から感謝いたします。来年度もどうかよろしくお願い致します。

      NPO法人犬猫と共生できる社会をめざす会 鹿児島
      理事長  杉 木 和 子